スペースマウスとは!


 スペースマウスはパソコン雑誌I/O(アイ・オー、工学社刊)1981年10月号に掲載されたNEC製のパソコンPC−8001用のゲームです。
 日本で最初のスターゲームクリエイター「芸夢狂人」氏によって開発され、様々な機種に移植されました。
 敵はシンプルな法則で動き、屋上を目指すというわかりやすい目的、ゲーム性はビデオゲームになじみの無い人も多いこの時代にで大ヒットしました。新しさという点でも、上方向のみにスクロールするベルトコンベア式の元祖と呼べる斬新さを有しています。

 本作プロデューサは、小学生の頃にパソコンで初めて遊んだアクションゲームがスペースマウスでした。シンプルで中毒性があるこのゲームを忘れることが出来ず、中学生になりシャープ製のパソコンMZ−700に移植&アレンジを行いました。
 マインドウェアは1987年に創業しゲームを作り続けていますが奇しくも2012年に原作者の芸夢狂人氏と出会い、移植版等を発売することを快諾していただき、2016年に原作のPC−8001版、MZ−700アレンジ版、ファミコン風の劇的進化版を3バージョンを収録したスペースマウス35周年記念特別版をリリースしました。この作品はスペースマウスでは初めて多くの海外のプレイヤーがプレイするゲームとなりましたが、非常に好評でした。

関連商品、スペースマウス35周年記念特別版


 

 

 左はPC−8001版、右はPC−8001+PCG版。当時、メジャーだったパソコンにはHAL研究所から発売されたいたPCG(=Programmable Character Generator)という周辺機器が発売されていました。これを取り付けると、文字に8x8ドットの好きなパターンを定義することが出来るようになり、キャラクタは単色ですがグラフィック機能を持つパソコンの様な画面になり大幅にゲームの見た目が向上しました。又、サウンド機能も搭載され、スペースマウスでも一部効果音がPCGから鳴ります。



 タイトル画面。当時はまだ「タイトルロゴ」といえるものがないタイトル画面のゲームが多く、ビデオゲームになじみの無い人も多かった為、起動直後の画面に説明が表示されるゲームが非常に多くありました。


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